前回のポストで触れた、ボリス・ヴィアンの小説「日々の泡 (L’écume des jours)」。
内容もさることながら、ノックアウトされたのはそのタイトルでした。
日本語訳のタイトルは、「うたかたの日々」。
泡のように消えていく、うたかたのような毎日...
それはもう、私が持つ「人生」のイメージそのままに思えたのです。
目の前にあるものは、今見えているようでもいつかパチン!と消えてしまう、そんな感覚がふっと頭をよぎる事が多々あります。
モノだけでなく、愛情とか信頼とか目に見えない絆も含めて、全てのことは実はとっても儚い。
堅実に地に足をつけて生活をしている方は、ピンとこないかもしれません??
私だってそれなりに一生懸命生きているつもりなんだけど、まだ思春期が続いているのかな σ^_^;
そんな泡のように消えていく毎日を、その名も「うたかたの日々」というブログに書いています。
一つ一つの泡が消える前に、日記としてお気に入りのシーンを残して行きたいなと思いながら綴るブログです。
なかなかウイルスの話題が騒がしい昨今。
東京散歩はかなり自粛気味ですが、その代わりに、お気に入りのコスメや雑貨、今まで行った旅行のことをのんびり書いて行こうかなと思っています。
当ブログ「パリところどころ」ではフランスのテーマに特化して書いていますが、良かったら「うたかたの日々」の方にも遊びに来てもらえたら嬉しいです 𓅪
おまけ☺︎
おんなじ好みの方がいたら嬉しいなーということで、小説「日々の泡」についても少し引用します。
『日々の泡』(ひびのあわ、L'Écume des jours)は、フランスの作家ボリス・ヴィアンによる1947年の小説。『うたかたの日々』の日本語題もある。パリに暮らす若者たちを描いた青春小説だが、現実にはありえない幻想的な出来事が頻発したり、SF的なアイテムが登場するなど、奔放なイマジネーションによって彩られた、独特のリアリズムで描かれている。
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あらすじ
パリに暮らす青年コランは、財産を持っているため働くことなく日々を気ままに過ごしている。彼は友人のシックを夕食に誘い、コックのニコラに食事を作らせ、奏でる音によって異なるカクテルを作るカクテルピアノの演奏を聴かせる。ある日、コランはイジスの家で開かれるパーティに行き、そこでクロエという女の子と出会う。二人はたちまち恋に落ち、結婚する。
しかし結婚式の後、旅行から帰ってきたクロエが、肺の中に睡蓮の蕾ができる病気にかかってしまう。クロエを助けるために、医者に言われたとおり彼女の周りに花を絶やさないコランだったが、やがて金銭的に行き詰まり、仕事を探すようになる。しかしクロエは衰弱し、遂に死んでしまう。埋葬が終わると、コランは毎日岸辺で水の中をのぞきこんで過ごすようになる。
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